相続放棄は故人の債務だけでなく、土地や住宅などのプラスの資産も放棄する手続きです

両親や配偶者などの家族が亡くなると、現金や預貯金、住宅や土地などの不動産の相続が始まります。現代は景気が低迷しているので、故人がキャッシングやカードローン、クレジットカードなどの債務があることが増えています。預貯金や現金などの資産よりも、債務のほうが多いケースもあります。相続放棄は債務だけでなく、プラスの資産も相続権を放棄することです。相続放棄は法律の中でも、大変有効な方法なので遺産相続分割などの手続きも行う必要がありません。家族の多いご家庭では、遺産相続分割の手続きが煩雑になっており、親族間でトラブルが発生することもあります。相続放棄の手続きをするメリットは、相続に関するトラブルを回避することも出来ます。債務のある家族が亡くなると、電話やはがきなどで督促状が届くこともあります。相続放棄の手続きをすることで、財産の差し押さえなどを防ぐことが出来ます。

遺産相続は資産の多い、少ないに関わらず、家族や親族が亡くなると自動的に発生します。キャッシングやカードローンなどで、多額の債務がある場合は、相続人が債務の返済に困ることもあります。相続放棄の手続きをすると、土地や建物などの財産を相続することは出来なくなりますが、生命保険の受け取りはすることは出来ます。相続放棄をすると、保険金を受け取れないイメージがありますが、個人の財産として残すことが出来ます。相続放棄の手続きをする注意点は、一度手続きが完了してしまうと、覆すことは出来ないので注意をして下さい。地元で評判の高い法律事務所を選ぶと、相続に関する不安や悩みなども相談出来ます。両親や配偶者が存命の時に、ある程度は家の資産や債務がどれぐらいあるか、きちんと把握をしておくことが大事です。