柴崎亭-玉葱中華そば

柴崎亭 / 玉葱中華そば特大 700円

<2017年6月7日(水)訪問>
到着時間 22時・外待ち 5名。

 

平日の水曜日、仕事おわりに成城学園前の成城ホールにて
『落語家 鈴々舎馬るこ師匠の真打昇進披露公演』を鑑賞。

新ニッポンの話芸のメンバー、こしら師匠・萬橘師匠・広瀬プロデューサーに加え、三遊亭天どん師匠・鈴々舎馬風師匠まで駆けつけるという盛り沢山の内容。

途中、天どん師匠の
「披露目の席でのまさかの下ネタ」
というハプニングも飛び出し、爆笑に次ぐ爆笑の内に目出たく会は終了した。

 

気分は良いし、
せっかく成城まで来たので美味しいラーメンでも食べて帰ろうという事でスマホで検索。。。しかし、

周囲になかなか興味を引くお店が見つからない。

21時を過ぎて段々お店が閉まる時刻に差し掛かってくる。

焦るんじゃない、
俺はただラーメンが食べたいだけなんだ。

 
検索範囲を広げると、
京王つつじヶ丘駅に面白いお店を発見。

ワンコインでコスパの高いラーメンを提供する、
“柴崎亭(しばさきてい)”という
有名店があるらしい。

成城学園前からつつじヶ丘までは、
距離4km・徒歩50分と少し歩くが、それも運動不足の解消になっていいかもしれない。
行ってみよう!!

 

 
京王-つつじヶ丘駅

京王 つつじヶ丘駅に到着。

周囲を住宅街に囲まれた落ち着いた駅。
もうすぐ22時になろうかという時刻で、人気(ひとけ)もまばら。

目指すお店は駅から徒歩2分という便利な場所にあります。

 

 
京王-つつじヶ丘駅
京王-つつじヶ丘駅

お店まで線路沿いに少し歩く。

スマホでの事前調べで、このお店について気になることが2つあった。




 
<気になること その1>
ワンコイン価格について。

大手チェーン店なら分かるが個人の店舗でのワンコインの価格設定。その上ご丁寧にトッピングまで乗っているそうなので、この条件で満足な出汁が取れるのかが甚だ(はなはだ)疑問だ。しかも無化調らしい。
しかしそんな筆者の心配をよそに、
こちらのお店は結構な人気を誇る有名店らしい。

 

<気になること その2>
食べ残しの罰金について。

特大の中華そばを注文して麺を残すと、
別途500円を徴収されます。

そもそも、
こちらのお店では麺量が「並」と「特大」の2種類しかない。なぜ中間の「大」をつくらないのだろう?

そして、
500円という金額の根拠は?

サービスで安く提供している分、このペナルティで利益を挙げようとしているのだろうか?
以前聞いた事があるが、レンタルビデオ店は返却期限を過ぎた時の「延滞金」で儲けているらしい。このお店についてもそういう利益構造なのでしょうか。
 

うーん、謎は深まるばかりだが、ここは四の五の言わずに行って食べてみよう。

 

 
柴崎亭-外観
柴崎亭-外観 柴崎亭-外観 柴崎亭-外観 柴崎亭-外観

柴崎亭さんに到着。
平日水曜日の夜、時刻は22時。

外待ちは5名でした。

店先には長椅子が設置されていて座って待つことが出来る。
7〜8分で店内に案内されました。

 

 
柴崎亭-券売機

券売機で玉葱中華そば特大 700円の食券を購入。

 
<メニュー一覧>

※特大をご注文のお客様で麺を残された方は別途500円を頂戴いたします。

※麺の固ゆで提供はお断りしています。

【中華そば】
 中華そば・・・500円
 中華そば特大・・・700円
 玉葱中華そば・・・500円
 玉葱中華そば特大・・・700円
 鴨 中華そば・・・500円
 鴨 焼豚中華そば・・・850円
 醤油煮干中華そば・・・650円
 塩煮干中華そば・・・650円
 山椒の塩そば・・・700円
 豚塩そば・・・700円
 わんたん中華そば・・・850円
 塩煮干わんたん中華そば・・・950円
 女子のワンタン麺・・・700円
 ※限定メニューはTwitterで呟いています。

【おつまみ】
 おつまみ焼豚皿・・・600円
 おつまみワンタン皿・・・500円

【ご飯もの】
 焼豚どんぶり御飯・・・350円
 特製カレー丼・・・200円
 TKG飯・・・200円
 白米ごはん・・・100円

【お飲みもの】
 生ビール(中)・・・400円
 生ビール(小)・・・300円
 チビ生・・・100円
 瓶ビール・・・500円
 樽ハイ・・・300円

 

 
清潔感がある店内。

建物自体はそれほど新しくないが、
店内の手入れが行き届いているので雰囲気は良好。

この日は、若い男性店員さん3名でのオペレーション。

BGMのJAZZもセンスが良かった。
女性でも安心して入れる店構え。

 

 
柴崎亭-卓上アイテム

卓上アイテムはミル挽きの胡椒のみ。

レンゲはカウンターに備え付け。

 

 
柴崎亭-内観

カウンターには小さく以下の内容が

お食事の終わりました食器はカウンターの上にお願いします。セルフサービスの御協力ありがとうございます。
(限定メニューと店舗情報はツイッターで呟いております。@shibasakitei)

 

 
柴崎亭-内観
柴崎亭-内観

“鋼鉄屋(こうてつや)”のステッカーが貼ってある。

鋼鉄屋とは、このお店の近くにある
「メタル音楽」をテーマにしたBAR。

店内のあちこちに貼ってあるところを見ると、資本関係があるのかもしれない。

 

 
柴崎亭-玉葱中華そば

そして登場した、
柴崎亭の玉葱中華そば(特大) 700円
 

提供されたこの中華そばは、
“威風堂々”という言葉がピッタリくるような素晴らしいビジュアル!!

筆者がこれまで目にしてきた、ワンコインラーメンの概念をブチ壊すほどの圧倒的なインパクトを持って目の前に佇(たたず)む。

 

 
柴崎亭-玉葱中華そば

麺の盛りが美しい!!!

麺は“テボ”を使わずに“平ザル”で麺上げをするスタイル。シースルーのスープの中で、まるで食品サンプルのように精密に盛りつけられた麺は、一流店のそれを思わせる美しさ。

トッピングのチャーシュー・揚げ玉葱・メンマ・ネギも、ワンコインとは思えない豪華さです。

 

 
柴崎亭-玉葱中華そば

まずはスープを飲んでみる。

節系の魚介の風味が表に立って、鶏ガラ出汁がそれを支えるイメージ。やや和風によった感じもあるので昆布なんかも入っているかもしれない。
 

あっさりと言えばあっさりだが、
正直、出汁感が浅い印象だ。
出汁に使っている食材の量は大丈夫なんだろうか?

良く言えば
上品な味わいのスープなのだろうが
何というか、、、

ニュアンスをお伝えするのが難しいが、
分かりやすく言ってしまえば、
淡いのではなく、浅い

飲んでも飲んでも奥行きが伝わってこない単調なスープだと感じた。

 
揚げ玉葱のトッピングはスープに混ぜながら飲むことで少しずつ香ばしさを足す味変が出来るので、これは良いアイディアだと思います。

 

 
柴崎亭-玉葱中華そば

麺は細麺のストレート。

八王子の田村製麺所の特注品。
加水率は気持ち高めで、茹で上がりもやわらかめだった。

個人的には、あっさりスープには低加水の固麺が好みなので、せめて固茹で指定がOKなら筆者も救われたかもしれない(汗)。
 

麺のゆるさとスープの単調さが相まって、
全体が寝ぼけた印象に終始してしまっている。

 

 

柴崎亭-玉葱中華そば

低温調理の
豚バラチャーシュー。

国産の豚バラを低温でじっくりローストしたもの。

脂身がほどよく入っていてやわらかい!! 赤身のジューシーさと脂身の甘みが感じられる。

これは旨かった!!

 

 
柴崎亭-玉葱中華そば

素材感のあるしっとりメンマ

しっとりやわらかな食感。敢えて薄味にすることで素材の麻竹の持つ自然の風味と食感が引き立ったメンマ。

これも旨かったです!!

 
『ご馳走さまでした。』
後半は麺にもスープにも飽きてしまって、只々麺を口に運ぶだけの作業に。

 

 
<まとめ>

売価がワンコインというシビアな価格設定。内税なのでここから8%を引いた実際の売上は463円。この場合、原価率を損益分岐点の40%と考えても材料には1杯あたり185円しかかけられない事になる。

ここからスープ、タレ、麺、トッピングの全ての材料費を賄わなければならない。

近年の食材費の高騰や消費税率の引き上げなどの逆風がある中で“ワンコイン”という売価を維持する為にお店はどうすれば良いのだろう。
 

以下は筆者の空想です。

このお店のチャーシュー・メンマ等のトッピングは良い材料を使っているようだ。
麺は製麺所のものなので大幅なコストダウンは難しいだろう。

そうすればシワ寄せがダイレクトに来てしまうのはスープの材料費となる。

 
低価格・高品質の代表格は“伊藤”。

伊藤のメニューは“中華そば”1種のみでスープも煮干し1択。麺は自家製でコストを抑えた分を技術で補い、トッピングはネギ少量のみと極めてシンプル。

今の時代、
低価格の無化調ラーメンとなると筆者はこの“伊藤方式”じゃないとむしろ“成立不可能”なぐらいに考えている。




 

柴崎亭(しばさきてい)

住所:東京都調布市西つつじヶ丘3-25-52

営業時間:
[月~金]
昼 11:00~14:00 (LO 13:45)
夜 18:00~23:30 (LO 23:15)
[土・日・祝]
11:00~21:30 (LO 21:15)

定休日:年中無休