麺屋KABOちゃん-“さりげない”のにじわじわ旨い! 大人の中華そば!!!

<2017年6月11日(日)訪問>
到着時間 13時・並び客 2名。

 

“麺屋 KABOちゃん”
  実にインパクトのある店名です。

 
駒込駅にほど近い場所にある
こちらのお店は、

2016-2017年 TRYラーメン大賞の
「みそ 名店部門 4位」に入賞した実力店。

しかも、2013年の「新人賞 しょうゆ部門」から数えると、開業年からなんと4年連続で受賞していることになる。
 

『TRYラーメン大賞』とは、
Tokyo Ramen of the Yearの略で、
毎年1回、講談社から発行されるグルメ雑誌。業界で発言力のある名だたる評論家たちを審査員に迎え、その年で最もウマかったラーメンを決めてしまおうというもの。

“ミシュランガイド東京”や“食べログアワード”と並んで、年に1回の発表を数多くのラーメンファンが心待ちにしています。

 

“KABO”って何?
 

受賞した
“R15 オトナ”の
スパイシー味噌って?

 

ぶっちゃけウマいの?

 

今回はそんなKABOちゃんが持つ
ミステリアスな部分をひも解く
ことをテーマにレポートをお届けします!!

また、休日モードで日曜日を満喫する、
とよ吉の街歩きにも
おつき合いくださいませ(笑)。

 

 
JR駒込駅-北口

JR駒込駅北口にやって来ました!

麺屋KABOちゃんはJR駒込駅北口から5分ぐらい歩いた「しもふり銀座商店街」というところにあるそうだ。

 

 
駒込-本郷通り

改札を出て本郷通りを北へ

本郷通りは、六義園や旧古河庭園に面する大きな通り。
心地良いゆるやかな下り坂を行きます。

この日の天候は曇り。
東京の最高気温は28℃の夏日。

 

さて、
今回の訪問にあたっての1つ目の謎、
“KABO”の由来と意味
についてです。

実はこれには、
大体の察しがついていて、

窪川(KUBOKAWA)店主の
名字をもじって
“KABO”になった
で間違いないでしょう。

 

この日は、薄曇りで散歩には
持ってこいの天候でした!

 

 
駒込妙義坂子育地蔵尊

 通り沿いにある
“駒込妙義坂子育地蔵尊”

寛文8年(1668)に駒込の今井家によって子孫繁栄を祈願して建立されました。
戦時中に大空襲でお堂が一度は消失しましたが戦後に再建されたそうです。

 

 
亀の湯
亀の湯

通りでひときわ目立っていた
銭湯 “亀の湯”

破風(はふ)造りの三角の瓦屋根が印象的で「これぞ銭湯」といった建物。
周囲の新しいマンション群との新旧のコントラストがとても面白い。

 

 
霜降銀座商店街-アーチ

しもふり銀座商店街に到着!

麺屋KABOちゃんは、
商店街に入ってすぐの所にあります。
覗いて見ると、
店内は満席だが外待ちは発生していない。

 
この後の予定も無いし
せっかくなので、KABOちゃんを通り過ぎて商店街を歩いてみることに。

 

 
霜降銀座商店街

お洒落なカフェや古い商店が混在してとても面白い。
1956年(昭和31年)に出来た商店街ということなので、細い通りには昭和レトロな歴史を感じます。

“しもふり”と言うネーミングは、昔この辺りに架かっていた“霜降橋”に由来します。

霜降橋は、寒い日によく霜が付いたという理由でこの名前に。
その後、区画整理で橋が無くなり
今では商店街名にその名残をとどめます。

ちょっと滑稽な名前の商店街ですが、
しっかりした由来があるものですね(笑)。

 

 
霜降銀座商店街

ひらがなの “しの字” の形をしたキャラクター “しーちゃん”が街のいたるところにある。

今から20年前、
一般公募により当時の高校生の作品が採用されて今に至ります。
なかなかの“ユルさ”ですねえ(笑)。

 

 
霜降銀座商店街

商店街内には数カ所、
このようなアーチが設置されています。

 

 
レンタルスペース金魚亭

商店街の中ほどにある
レンタルスペース金魚亭。

元々は「瀧乃寿し」というお寿司屋さん。
お店の閉店後、1日単位で借りられるレンタルスペースになったそうです。
この日は雑貨屋さんになっていました。

 

 
霜降銀座商店街

日曜日がお休みの店が多いようで結構シャッターが閉まってる。

 

 
霜降銀座商店街-北区広告

工事中のフェンスに、
山田孝之主演でドラマ化もされた、

清野とおる先生の漫画『東京都北区赤羽』の広告が。

実際にこのコンテンツの影響で北区赤羽の“住みたい街ランキング”がかなり跳ね上がったそうです。

 
それにしてもこの広告、
何とも言えず
“キモコワ”です。
今晩あたり夢に出て来るかも(笑)。

 

 
麺屋KABOちゃん-外観
麺屋KABOちゃん-外観 麺屋KABOちゃん-外観 麺屋KABOちゃん-外観

少し回り道をしましたが、
再び 麺屋KABOちゃんへ。

時刻は、日曜日 お昼の13時。
 
戻って来ると、
外待ちが2人になってました。

 

 

 営業時間・定休日

麺屋KABOちゃん-外観

食べログ & ラーメンデータベースの公開情報(2017.6.11現在)と異なっています。
実際にお店に掲載されている上記の貼紙が正しいと思われます。

 
店主のTwitterが毎日更新されているので、そちらも合わせてご確認くださいネ!!




 

 並び方について

両隣のお店に掛からないよう
上の写真の貼紙に書かれているように2列で並ぶ。
列が長くなってきた時に注意が必要です。

 

 

 注文の仕方について

麺屋KABOちゃん-外観

お店には券売機が無いため口頭で注文。
支払いは前金制。
タイミングは商品提供時に店主が
『◯◯円になります』と金額を言うので
商品と引き換えに支払う。
 

待ち時間5分ほどで入店です。
ご主人が1人でやっており、席が空いても特に呼ばれる気配もなさそうなので自分の判断で入店しました。

 

 
麺屋KABOちゃん-内観

店内はとても狭い。
6人掛けのL字カウンターがギリギリ収まる広さ。

お店に入ると、前の客の丼を急いでご主人が片付けてくれる。
厨房はゴチャッとした感じが否めないが、良く言えば味がある雰囲気。
さらに、空調が弱いので厨房からボワンッとやって来る熱気が暑い。

でも、嫌いじゃないんだなあこういう雰囲気(笑)
ドラマ「孤独のグルメ」に出てもおかしくない種類の “良さ” がある。
 

ひと通り片付いたようなので、
注文を言おうとすると
『後でまたお伺いしますね』と
店主にさえぎられる(汗)。

前のロット2杯分を作り終わってから
まとめてオーダーを取りたいのでしょう。
ご主人ひとりだと何かと大変そうなので事情がとても理解できます。
 

おとなしく待つ。。
 

 

 メニュー一覧

麺屋KABOちゃん-メニュー

【中華そば、つけ麺】

[1番人気 基本のしょう油味]
  しもふり中華そば・・・750円

[数量限定]
  塩中華そば・・・750円

[R15 オトナの]
  スパイシー味噌中華そば・・850円

[醤油or塩]
  柿酢のつけ麺・・・850円

※以上チャーシューは豚が2枚・鶏が1枚。

【トッピング】
  各種麺の大盛り・・・100円
  (麺の量は、並盛り140g・大盛り210g)
  味玉・・・100円
  豚チャーシュー(5枚)・・・250円
  鶏チャーシュー(4枚)・・・200円
  MIX増(豚2枚・鶏2枚)・・・200円

【ご飯もの】
  チャーシューご飯・・・300円
  ライス・・・100円

【お飲もの】
  プレミアムモルツ・・・400円

 

 
麺屋KABOちゃん-卓上アイテム

卓上アイテムはミル挽きの胡椒のみ

レンゲはカウンター上のカゴのなか。
ティッシュはカウンターの頭上に壁掛けのようにして配置されている。

 

 
麺屋KABOちゃん-内観

お水はセルフです。

お水のポットの後ろに見えるのは、
噂の“かき氷機”。
かき氷は夜のみ提供しています。
メニューは頻繁に変わるので来店前にTwitterをチェックすると良いようです。

 

 
麺屋KABOちゃん-内観

カウンターの上には
ご主人のイラストが。

ご主人の見た目は、
俳優の荒川良々さんを凛々しく(りりしく)した感じ!?
とても穏やかな印象のご主人です。

事前に調べた情報によると、
こちらのご主人は、元々ラーメンの食べ歩きをする食通だったが趣味が高じて脱サラし、独学でこのお店を開業したそうだ。
同じラーメンファンとしては、
ウラヤマしくて、尊敬しちゃいます(笑)。

 
店内のBGMは、
久石譲の名曲『Summer』。

北野武監督の映画「菊次郎の夏」や「トヨタ・カローラのCM」でも使われた爽やかなピアノ曲♪

 

前ロットの2杯が出来上がったタイミングで、後客1名が入店。
店主が満を持して注文を取ってくれました。
 

  店主  (少し恐縮気味に)
『では 注文はどうされますか?』

  筆者
『スパイシー味噌を大盛りでお願いします!!』

 
後客もスパイシー味噌を注文して店主が作業に入る。
 

そして、、、

 

 
麺屋KABOちゃん-R15オトナのスパイシー味噌中華そば

お待ちかねの・・・
R15 オトナのスパイシー味噌中華そば(麺大盛り)。

 

 
麺屋KABOちゃん-R15オトナのスパイシー味噌中華そば

まずは、
どんな味か興味津々のスープから!

 

『んっ? カレーだな』

 
味噌スープというよりは完全に
“カレー味”のスープです!

味噌はどこにいったのかと言うと、
気をつけて飲んでみると後味にしっかり味噌のコクを感じます。

味噌ダレは、
“八丁味噌・仙台味噌・九州麦味噌” の3種類をブレンドする力の入れよう。
このスープではスパイスが前に出てくるので、味噌は深みとコクをもたらす縁の下の力持ち的なポジション。
 

 
麺屋KABOちゃん-R15オトナのスパイシー味噌中華そば

スープはそれほど辛くない!!

メニュー名は、
“R15 オトナのスパイシー味噌中華そば”
ですがさほど辛くはありません。
筆者が好きなジャワカレーで例えると、
“中辛レベル”の辛さ。

もっと分かりやすく言うと、
“◯ップ◯ードル・カレー味”の辛さ(笑)。

辛すぎず、甘すぎず、ちょうど良い塩梅(あんばい)とも言えそうです。
 

スパイスとコクが上手に調和した、上品な辛さのスープです!!

 

 
麺屋KABOちゃん-R15オトナのスパイシー味噌中華そば

飲むごとにジワジワと、
旨みを感じる“まったり系”。

スパイスの派手さはないけど、なんだか後を引く味でクセになる!

ウマいです!!

 

 
麺屋KABOちゃん-R15オトナのスパイシー味噌中華そば

花椒がアクセントに!

丼の中央にはネギと一緒に
“花椒(かしょう)”がトッピングされ、後味にピリピリとしたアクセントを添える。

花椒は香り付け程度で控えめ。
あくまで辛さとシビレを抑えめにした、
“味のバランスを重視”
しているセッティングなんですね。
 

筆者の好みを言えば
花椒をもっと効かせた方が
より華やかな味わいになって良いかと思いますが、

敢えて控えめにするところに店主のこだわりを感じます。

 

 
麺屋KABOちゃん-R15オトナのスパイシー味噌中華そば

そしてそのスープに合わせる麺は、
凪製麺の
低加水の中細ストレート麺。

写真でエッジの立った四角い形がご確認いただけるだろうか。
ゆで加減はやや固めで歯切れが良い。

 

 
麺屋KABOちゃん-R15オトナのスパイシー味噌中華そば

普通に美味しい麺だが、
筆者はこの“麺のセレクト”に店主のセンスを感じた。

この手の濃厚味噌スープには、
スープが良く絡みそうでインパクトもある “モッチリ系の太縮れ麺” を合わせたくなるところ。

ここに低加水の中細ストレート麺を持ってきたところに、店主ならではの “現代的センス” を感じます。

スルスルと食べられてしまうのでインパクトはさほど大きくないが、スープとの調和が取れてバランスが良い。
濃厚味噌スープ×中細麺が生むシナジーの新しい一面を見事に引き出しています。

 

 
麺屋KABOちゃん-R15オトナのスパイシー味噌中華そば

低温調理の鶏チャーシューが1枚

やわらかい鶏ムネ肉のチャーシュー。
肉質は繊維質が整って細やか&なめらか。

噛むとスッと歯が通り、
内側がじわっとジューシー!

とってもフレッシュな一品です。

 

 
麺屋KABOちゃん-R15オトナのスパイシー味噌中華そば

豚バラのチャーシューが2枚

外はしっかり火が入って香ばしく、
中はふわっとやわらかな肉質。
あっさりとした味付けで、

脂身部分の自然の甘さがたまらない!!!

 
鶏・豚 の2種類のチャーシューは
どちらも自家製だそうですヨ!!

 

 
麺屋KABOちゃん-R15オトナのスパイシー味噌中華そば

メンマが柔らか〜〜い!!

穂先に近い“良いところ”を使っているようで、とてもやわらかい!!
短冊形に薄くカットされているので、
より“やわらかさ”が引き立って食べやすい。
しょう油の味付けはしっかりめ。

“太くてインパクトがあるものを2本”
ではなく、

“薄くて小さいものを4本”
というところに“らしさ”を感じます。

 

結局、終始最後まで
「らしさ」を貫いた、
麺屋 KABOちゃんの
スパイシー味噌中華そば
でした。

 

『ご馳走さまでした。』
  最後まで飽きのこない味。
  美味しくいただき完飲完食!!

 

『丼をいただけますか?』

店主からそう言われたのは、L字カウンターの角に座っていたお客さん。筆者より少し早く食べおわって帰る時だった。
カウンターの角や隅に残された丼は、
店主の位置から手が届きにくいようだ。
 
これはあくまで筆者の勝手な見解ですが、
食べおわったら少し手間だが、
丼を店主に手渡しで返す
協力をしてあげると、
お互いに気持ちよくすごせるでしょう。

差し出がましい事ですが、
初めてお店を訪れる方に少しでも参考になればと思い、記しておきます。

 

西ヶ原みんなの公園

余韻を楽しみながら帰途に。
しっかり食べたし、帰りは自宅まで歩くことに。距離3km、徒歩40分の道のり。




 まとめ

この記事の冒頭にあった2つ目の謎、
“R15 オトナの”
スパイシー味噌とは何か?
について。

これは、
本文でご覧いただいたように、

“R15”と言いながらも、それほど辛くなく味噌のコクが奥深くて旨みがじわじわとやって来る。
そんな“カレーラーメン”でした。

インパクト大の“店名・メニュー名”とは裏腹に、丁寧な仕事と、地味だが“さりげない工夫”の積み重ねで作り上げた、絶品のスパイス系中華そばだった。

 

 
そして最後の3つ目の謎、
ぶっちゃけウマいのか?
について。

これは文句なしに、
ウマかったです!!!

 

しかし、何か釈然としない。KABOちゃんに対してではなく、TRYラーメン大賞に対してだ。

そもそも、
今日は美味しい “味噌ラーメン” を食べたいという時に、このスパイシー味噌中華そばを思い浮かべるだろうか?
少なくとも筆者の頭によぎる事はない。KABOちゃんのスパイシー味噌中華そばを思い出すのは必ずと言っていいほど“ カレーラーメン” を食べたくなった時だろう。

そういう意味では、この中華そばを “みそ部門” でくくるのはユーザビリティを考えると不合格だと思われる。
しかも、みそ名店部門の入賞店を見ると、10店舗中なんと4店舗が “スパイス系” の味噌ラーメンなのだ。

もうここまでくれば、早々に “スパイス・エスニック部門” を新設する必要があるのでは?

 

麺屋 KABOちゃんのスパイシー味噌中華そばは、美味しかったが味噌ラーメンとしては変化球過ぎて、筆者がお店を理解し噛み砕いて消化できるキャパを遥かに超えてしまった。
出汁感がよく分かる、基本メニューのしょう油か塩を食べなければ、お店全体の輪郭が見えてこないかもしれない。。。

このまま中途半端でおわる当サイトではないので、最優先でKABOちゃんを再訪し『KABOちゃん完全版』として更新いたします!!

この記事に追記する予定ですので、楽しみにお待ちいただければ幸いです。

 

以下、
“KABOちゃん完全版”を
追記しました!!!

 
>>次のページで後日談をご覧ください!!!>>>